銀行系カードローンの特徴
カード1枚でいつでも借入れ可能
カードローンはカードを使ってATM経由で資金の出し入れができる金融商品ですが、カードの発行主体によって消費者金融系と銀行系の2つに大別することができます。
消費者金融系とはその名の通り消費者金融業者が取り扱うカードローンであり、雑誌やインターネット等の広告でしばしば見かけます。一方、消費者金融系に比べると目立たないものの、都市銀行や全国の地方銀行の中にもカードローンを扱っているところがあります。これが銀行系カードローンです。
この両者ですが、商品の基本的な特徴については大きな違いはありません。窓口やインターネットで利用申込みを行い、審査を通った後にカードの発行を受けます。カードを手にした後は、利用限度額の範囲内で何度でも借入れができるようになります。

借入限度額に独自の基準
その一方で、銀行系カードローンには消費者金融系カードローンにはない特徴がいくつからあります。そのうち最も顕著なのは、借入額が総量規制の対象にならないということです。
総量規制とは貸金業法に定める貸付限度額の規制のことで、事業者は本人の年収等の3分の1を越える額を貸し付けてはならないというものです。消費者金融業者はすべてこのルールに従わなければなりません。
しかし銀行にはこの規制が及ばないため、貸付限度額は各銀行が独自に定めて良いこととされています。また、年収のない者、たとえば専業主婦や学生なども、各銀行が定める条件に合致すれば借入れが可能となります。
他に銀行独自の特徴としては、インターネットバンキングとの連携を挙げることができます。これは、その銀行のネットバンキングシステムを利用していれば、土日・祝日・深夜等を問わず自宅にいながらにして借入れ(口座への入金)が可能になるというものです。